About.
2023年度は、本研究室が2013年度の作成した草薙駅南口周辺のマスタープラン策定から10年の節目を迎えました
10年の間に駅周辺の再開発は概ね完了し、新施設の建設、常葉大学移転など、まちの景観・まちを訪れる人にも変化がありました
そんな現状と社会課題を踏まえ、2023年度には
「有度/草薙みらいビジョン ー2034ー」
を策定しました
2024年度からは、商店街の歩道空間暫定利用や高架下活用の企画を行いながら、みらいビジョン達成に向けて
「草薙カルテッド」をはじめとした現地の民間団体や住民の方々と連携したまちづくりを進めていく予定です
Concept
Kusanagi eria
すべてが心躍るまち
人だけでなく、動物や植栽、ペットなども有度/草薙のまちを形作る大切な要素の1つであると捉え、それらが
「心躍り」、「心健やかで心穏やかに」暮らすことができるようなまちになることを目指して設定しました
five goals
01, 自然豊かでにぎわいがあるまち
02, 伝統文化が続き、進化するまち
03, 学びや創造が生まれるまち
04, 誰もが心身ともに幸せなまち
05, 互いに支え合い、安全に心地よく暮らせるまち
Action
草薙プロジェクトでは、草薙駅周辺の総合的なまちづくりに取り組んでいます。
草薙商店街通りの設計のようなハード整備から、公共空間利活用の検討、
草薙駅周辺のまちづくりの方向性を示す未来ビジョン提案まで、その活動は多岐にわたります。
草薙商店街通りの設計
模型を作成し、どのような商店街になるのか具体的なイメージを持ちながら議論を重ねました。現在、学生の設計案をもとにした実施設計が完成し、商店街通り改修工事が進められています。今後、歩行者利便増進道路(ほこみち)制度を活用した、商店街のにぎわいづくりを考えていきます。
公共空間の利活用検討
商店街の歩道空間、駅前広場、高架下、公園など、草薙駅周辺には、たくさんの公共空間があります。しかし、あまり使われていない場所が多いことも事実です。草薙に住む・通勤通学する人の潜在的なニーズを掘り起こし、草薙での生活が豊かになるような、新しい公共空間の利用を提案していきます。
みらいビジョン案の作成
草薙駅周辺地区は「エリアプラットフォーム活動支援事業」に指定され、官民が協力したまちづくりに期待されています。草薙で活動する様々な民間事業者や団体、学生、住民などが足並みをそろえて、目標を共有できるようにしました。
草薙まちづくりサロンへの参加
「草薙まちづくりサロン」は、福祉やオープンイノベーションなどといったテーマを設定し、テーマに関心のある人が集まって議論をする場所です。未来ビジョン策定にあたって計9回実施しました。学生もファシリテーターとして参加し、様々な意見を未来ビジョンに反映させました。